アンティークシルバーの世界×イラストレーターさんのコラボ企画3弾

 

桜が綺麗な季節ですね。
イギリスでも、桜やアーモンド、桃などの木が一斉に花を咲かせ、これから始まる素敵な季節への期待に胸が膨らみます♪

去年から温めていた
イラストレーターさんとのコラボ企画第三弾(※このブログを始めるにあたって何か面白い事がしたいと思いTwitterでお声がけした所、数人のイラストレーターさんとの素敵なご縁があり、そこから始まった企画です

イラストレーターの天壌さんに、【メリーポピンズ】【春のお茶会】のテーマで、素敵な絵を描いていただきました♪

 

Spring tea time with Mary Poppins メリーポピンズ、春のティータイム      ※画像の著作権は作者にあり、無断転載は禁止とさせていただきます

 

いかがでしょうか♡

このイラストのシーンの元となった場面は、映画「メリーポピンズ」の中で、メリーポピンズと子供達がお買い物に出た時に煙突掃除人のバート
とばったり出会い

バートに誘われ、道の石畳の上に彼が描いたイギリスのカントリーサイドの風景画の中に入り込み

そこでペンギンのウェイターさん達にもてなされて素敵なティータイムを過ごすというワンシーンです。

ちょうどイラストの依頼でミーティングを重ねていた時が冬の寒い時だったので、暖かい春の桜の季節のティータイムをイメージして描いていただきました♪

メリーが手にするティーポット は、当時流行したデザインの銀のティーポット をイメージ。

桜の花びらがふわりと舞う中での楽しいティータイムに、集まって来た動物達も興味津々です。

 

***メリーポピンズについて書いた他過去記事はこちら↓

https://worldsilver.info/映画の中の銀器〜メリーポピンズ(2010年に書いたyahoo/

 

メリーポピンズの時代設定は原作によると1910年頃、エドワード朝の時代だと言われています。

力を持った中産階級が上流階級・貴族階級の暮らしに憧れ、そのインテリアや銀製品などを真似て生活に取り入れ出したヴィクトリア時代の流れのうちにあると思います。

それまでのヴィクトリア時代では凝った装飾で全体を飾られた重厚なデザインの銀器が好まれる傾向があったのに対し、エドワード朝になるとピアス装飾の繊細なデザインが取り入れられたり(エドワード朝時代はプラチナが地金として取り入れられる事によりジュエリーの装飾も非常に繊細で美しい物が多くなり、その流れは銀器のデザインにも反映されていると思います)ミスターバンクスのお家のようなタウンハウスのサイズ感に合わせた、生活にマッチした使いやすいデザインが多くなって来た印象があります。

またこの時代の銀器については、別の記事で詳しく触れたいと思います。

このイラストを描いて下さったのは・・・

テキスト
天壌(Tenjou)
美大卒業後、図書館司書をしながらイラストの依頼をこなし
その後美術関係の仕事を経てデザイナーに転職
会社を退職後フリーランスに。
CDのジャケットやゲーム背景など顧客からの様々な依頼をこなす傍ら、自身のイラストで昨年はコンペ入賞も。
イラストレッスンも開講されていらっしゃいます。
可愛らしい、綺麗なイラストが得意。
https://www.tenjou.online
ウェブサイトでは今までに描かれた沢山の素敵なイラストを見る事が出来ます。
是非覗いて見てください♪

天壌さんに「ヴィクトリア女王最後の秘密」の朝食のシーンのイラストを描いていただいたのですが←(すみません、こちらがコラボ企画第二弾なのですが、現在この記事は工事中です💦)

その女王の朝食シーンのイラストも映画の中と全く同じではなく、私と天壌さんの、「こうだったらいいなぁ〜♪」が反映されています。

女王がしかめっつらでなく笑顔で談笑している表情であったり、横にいる使用人の方が執事さんでなく女王お気に入りの使用人、美男子のアブドゥールだったり・・・

絵って、自在に夢を織り込めるのが素敵ですよね(もちろん、イラストレーターさんの力量あってこそ、なのですが)

天壌さん、素敵なイラストを、ありがとうございました。

 

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